ビルや病院、ホテルなどの建築設備は、現場ごとに配管の曲げ・支持金物・サイズ・材質の仕様が異なり、現場加工の負担が大きくなりがちです。特に衛生配管の多い病院、短工期が求められる商業施設、仕上げの美観が優先されるホテルでは、工場であらかじめ品質を安定させて製作した配管ユニットを納入し、現場作業を最小限に抑えるニーズが高まっています。あわせて、現場の職人不足の解消や、天井内・壁内など限られたスペースでの配管精度の確保にもつながります。
京都市内にある築42年のホテル東山閣では、給湯管に亜鉛めっき鋼管(SGP)を使用していたことから経年による赤水・漏水が発生し、部分的な配管更新を繰り返していました。客室バスルームの給湯配管で赤水が改善しなかったことを受け、赤錆防止配管延命装置の導入による既設配管の延命対策が行われました。
導入前の給湯中の鉄イオン値は4.3mg/Lでしたが、設置4週間後には1.6mg/L、8週間後には0.27mg/Lまで低減し、赤水はほぼ解消されています。配管を新設・交換することなく、既設の給湯配管を延命できた事例です。
配管の赤錆や漏水にお悩みの方は、配管の腐食原因と対策もあわせてご確認ください。
2016年3月に施工された、さいたま赤十字病院の新築工事における配管事例です。雨水系統にフェライト系ステンレス配管(管種:SUS430LX)が採用されています。
大型の病院施設では雨水配管の系統数も多くなりますが、天井内という限られたスペースでも整然と配管をまとめられている点が特徴です。ニッケルを含まないフェライト系ステンレスを採用することで、価格変動リスクを抑えながら耐食性を確保しています。
当メディアは加工管メーカーを特集したメディアです。建築現場に適した配管ユニットの導入や入れ替えを検討している方は、是非お役立てください。
引用元:シンテック公式HP
https://shin-tech.jp/business/prefab/
継手内側の保護層を一体で成形した構造を採用。内側に保護層を重ねる従来の継手と違い、洗浄しても浮きや剥がれが起きない。剥離片による異物混入や製品の廃棄を防ぐ。
| 対応材質 | 鋼管、ステンレス、ポリエチレン、ナイロン、硬質塩化ビニル |
|---|---|
| 加工技術 | つば出し・バーリング・ルーズフランジ・ネジ切りなど |
引用元:ノーラエンジニアリング公式HP
https://www.nowla.co.jp/
溶接を使わないつば出し加工とフランジ接合で、強度の高い継手構造を採用。消防認定※を受けた継手部が高い密着性を確保することで、瞬間的な加圧でも破裂や漏れのリスクを抑えられる。
| 対応材質 | 鋼管、ステンレス、ライニング管 |
|---|---|
| 加工技術 | つば出し·溶接·ネジ切り·フランジ·グルービングなど |
引用元:カワトT.P.C.公式HP
https://www.kwt-tpc.co.jp/prefab/
止水栓と継手を一体化した構造で、本来現場で行う締め付け作業が不要。ワンタッチ接続のため、配管を差し込むだけで固定できる。体が入りにくい狭い場所でも、工具を使わず短時間で施工することが可能。
| 対応材質 | ポリエチレン、ポリブテン、エルメックス樹脂管 |
|---|---|
| 加工技術 | 曲げ加工·切断加工·継手組込みなど |
※参照元:ノーラ・エンジニアリングHP(https://www.nowla.co.jp/download/certificate.php)